2023/07/24
業務用エアコンには壁掛け型と床置き型、吊り型と埋込み型がありそれぞれ工事費や本体価格が異なります。工事費は壁掛け型と床置き型、吊り型と埋込み型の順番に高くなる傾向が見られます。ただし実際には室内機の数やパワーによって変化するので注意しなければなりません。室内機の数が多くパワーが多いほど業務用エアコンの工事費が高額になります。
製品によっては壁掛け型の方が他のタイプより工事費が高くなる可能性が存在します。業務用エアコン本体の最低価格の相場は壁掛け型が15万円で床置き型は25万円です。天井に室内機を設置する吊り型と埋込み型は20万円と22万円が相場とされています。製品を選ぶ場合には工事費と本体価格を総合的に考慮する必要があります。
設置費用が安くても本体価格が高かったり、反対に本体価格が安くても設置費用がかかることもあるので注意してください。埋込み型は総合的な費用が高くなる傾向がありますが、省エネ性能が優れているためランニングコストを抑えることができます。パワーの小さな製品が必要な場合には小型で軽量な壁掛け型が適しています。小規模な店舗やオフィスならば壁掛け型でも十分に空調を効かせることが可能です。
その他のタイプはパワーが大きな製品が多いため、広い空間に空調を効かせたい場合に使われます。床置き型は室内機を床面に設置しなければならずスペースが必要です。このタイプは主に広い工場や倉庫などで使われています。天井に室内機を設置するタイプは広い空間に満遍なく冷暖房を効かせることが可能です。
壁面や床面のスペースを自由に使いたい場合にも吊り型や埋込み型を選ぶとよいでしょう。